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zoom RSS 18年の牢獄からの釈放(足利女児殺害事件は迷宮へ)

<<   作成日時 : 2009/06/05 16:31   >>

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 90年に栃木県足利市で当時4歳の女児が殺害された事件で無期懲役が確定し、検察側の刑の執行停止により千葉刑務所から釈放された菅家利和さん(62)が5日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見した。17年半ぶりに「自由の身」となって一夜を過ごした菅家さんは「刑務所にいる時と、空も全然違う。気持ちがすごく明るいです」と話し、笑顔を見せた。

 刑務所を出て初めての夕食は「刑務所では絶対に食べられない」というすし。大好きなコーヒーを飲み過ぎ、1時間ほどしか眠れなかったという。週末には両親の墓参りや温泉に行きたいという菅家さんは、墓前では「心配かけたね。再審開始になってまた、お参りにくるよ」と語りかけるつもりだという。

 この事件で逮捕されていなければ――。幼稚園の送迎バスの運転手だった菅家さんは「送迎をずっとやっていたと思う。いきなり犯人にされたのは、今でも納得がいきません」と厳しい表情で語った。

 弁護士や検察官、裁判所は、なぜ「自白」の内容の矛盾や、警察庁の科学警察研究所(科警研)が行った当時のDNA鑑定の誤りに気づかなかったのか。菅家さんは今後の再審で「知りたい」と話した。

 弁護団は、今後の弁護方針の柱として「科警研によるDNA型鑑定が、完全に誤りだったことの立証」を挙げ、再鑑定を行った鑑定人について、公開法廷での証人尋問を求めていくという。
(朝日新聞より)



 自白を覆された検察庁の意地だったのか、DNA鑑定が覆った後もかなり反証を探したようだ。


 果ては被害者家族や警察官にもDNA鑑定をしたが同じ型のDNAを持った人を見つけることは出来なかったようだ。


 当初、検察は家族や警察官が誤って証拠品に触れそれが鑑定結果に影響を及ぼしたとする仮説を考えた節があるそうだ。


 それでも関係者に同型のDNAを持つ人はいなかった。


 何とかならないかと必死に考えたようだが、それを裏付ける物は何も見つからなかった。


 官僚はに間違いはないとする検察の意地だったのか、又は責任問題を回避したかったのか。


 穿った見方なのか、それとも的を得たものなのか、彼らの心境は分からないが。


 悔しさではらわたが煮えそうなのだろう。


 だが、結局、彼らは無実の人を18年間も牢獄に入れていた事になる。


 誰もが合理的に考えてしかたのない事例ならまだしも、数年前には同じ技術が確立していた。


 少なくとも後数年は早く誤りを見つけることは出来たのではないか。


 これは裁判所にも言える。


 人は裁判官であれ検察官であれ役人であれ間違いを犯す可能性はある。


 自分たちの考えは絶対だと考えるの危険な事であろう。


 また、今回の問題の最大のネックは自白の強要ではないか。


 現在尚、検察も警察も取り調べの可視化には強固に反対している。


 今回の事件に限らず、志布志事件なども他にも多くの事例でこうした取調べでの強要が問題視されている。


 警察も検察もこうした事実に対して真摯に前向きに捉える時期が来ているのではないか。


 犯人を捕まえれば良いんだとするだけでは不十分な時代に来ているのだと言う自覚を持つべきであろう。


 検挙率の低下を気にしすぎればこの様な事件は後を絶たない事になる。


 志布志事件では証拠すら捏造したのではないかとの指摘もある。


 事実かどうかは分からないが捜査権の重みをもう一度考えて欲しい。


 多くの事件での警察官の苦労は分かるがこうした事例が出ればやはりあり方を一歩立ち止まって最善の道は何なのかを考えなければならないのではないか。

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