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zoom RSS 車所持で生活保護停止「違法」の判決

<<   作成日時 : 2009/05/29 17:39   >>

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 車を持っていることを理由に生活保護を停止されたのは不当だとして、北九州市門司区の無職峰川義勝さん(68)と重度身体障害者の妻(77)が、市に停止処分の取り消しと慰謝料200万円などを求めた訴訟の判決が29日、福岡地裁であった。増田隆久裁判長は「妻は自動車以外での通院は極めて困難で、市は所有を容認すべきだった」などとして、処分は違法と認定。処分を取り消し、市に慰謝料計60万円の支払いを命じた。

 訴状などによると、峰川さん夫婦は野菜の露天商を営んでいたが、妻が背中や手足などの痛み、しびれが広がる難病にかかり、00年3月に入院して手術を受けた。峰川さんも心臓病などで働けなくなり、夫婦は同年11月から生活保護を受給した。

 市の担当者は翌月から、「自動車を所有すると生活保護は認められない」として、峰川さんの軽乗用車を処分するよう繰り返し指示し、04年8月には保護を停止。しかし妻が同市内の病院にリハビリに通うため、車は手放せなかったという。市は05年4月、「夫婦の急迫を考慮する必要がある」として生活保護を再開した。

 裁判で峰川さん側は「障害者の妻に車が必要なのは明らか。正当な理由のない今回の処分は違憲で、生命の危機にさらされた」と主張。これに対し市は、事実関係をほぼ認めたうえで、「車の所有を認められるケースには当たらない」と反論していた。

 厚生労働省によると、生活保護受給者の自動車の所有を巡っては、今回の処分当時、公共交通機関の利用が著しく困難な地域に住む障害者の通院利用などに限って、許されていたという。しかし、08、09両年度の保護課長名通知で運用が緩和され、現在では障害者でなくても、公共交通機関の利用が難しい地域の通勤、通院などの目的では所有が認められているという。
(朝日新聞より)


 生活保護は生活困窮者にとっては最後の頼みの綱である事は間違いない。


 それを絶つというからには、それなりの結果に対する覚悟が必要なのだと思う。


 全てが行政の管理者たる役人が悪いとは言わないが、北九州市ではこの生活保護世帯に対する問題があまりにも多いような気がする。


 もちろん、こうした事例は探せば色々あるのかも知れない。


 また、処理する数が多くなれば画一的に運用しなければ事務処理が膨大になるのかも知れない。


 北海道のある市での不正受給(これは障害者行政だったが)の問題のように取り締まらなければならない事例は長い間放置され、今回のような事例は打ち切られる。


 難しい問題ではあるのだろうが、最後の社会保障である生活保護の運営はなるべく適切に運営されるべきであろう。

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生活保護が、必要な人に最低限の文化的生活ができるようにするべきものであることを望みます。一方で生活保護をもらいやすい地域に、移動してくる人たちがおり、基準をあまくすれば地域の財源を圧迫することになってくることも忘れてはいけません。
タカ派の麻酔科医
2009/05/29 18:21
 タカ派の麻酔科医さん、コメントありがとうございます。
 そうですね。社会基盤のストッパーと言う役割である以上、財政の問題があるにせよ、どうにかしていかなければならない問題なのだと思います。
すかんく
2009/06/02 12:41

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