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zoom RSS 内定取り消しの裏側で・・・・。

<<   作成日時 : 2008/12/16 16:09   >>

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 今月、不況にあえぐ名古屋市内のIT関連企業の社長(60)が、内定取り消しをいったんは決断した。悩んだ。知人にも責められた。相手の親の顔も浮かんだ。結局、2日後には内定の取り消しを取り下げた。「長期的にみれば、内定取り消しは企業にとってマイナスでしかない」。今、社長はこう話している。

 9月に、市内の専門学校を来春卒業する学生1人に内定通知を出した。2年前までは年に10人ほど採用してきた。不透明な景気の先行きが不安で、最近は数を絞って採用してきた。

 パソコンのサポート業務やシステム開発を行う、社員50人ほどの会社だ。年々業績を伸ばしてきた。しかし、来年3月までにパソコンのサポート業務契約が2件解約されることになった。取引先で、外注を減らす方針が出たためだ。昨年度は、ソフト開発などの先行投資で赤字だった。出先に常駐していた社員4人も戻ってくる。が、新しい仕事はない。そんなさなか、社長は、1人の内定者の処遇に悩んでいた。

 「こんな状況の中で新入社員を採用することに意味があるのか。仕事はないし、教育などの手間もかかる」

 12月上旬、意を決して専門学校に相談に行って「申し訳ないが、新人を採ることはできない」と就職担当の先生に伝えた。「取り消しの話ですか……」。先生の表情も何かを悟っていたようだった、と社長は話す。同じような話が来ているんだと直感的にわかった。会社の置かれている状況などを説明して、学校側には何とか理解してもらった。

 しかし、先生といろいろ話をしているうちに、社長の脳裏に学生や両親の顔が浮かんできたという。

 「自分も息子を持つ親だから、不安な気持ちは痛いほどわかる」。迷いながら、その日は帰った。

 夜、知人に話したら怒られた。「一度、採用を決めて会社の都合で、一方的に取りやめるとは、約束を破ることで非常識だ」「本人や両親は失望するに違いない」。胸が詰まった。

 自分にも2人の息子がいる。そのうちの1人が、無職だった時のことを思い出した。当時、自分も不安な気持ちにずっと襲われた。そんな思いを他人にさせてはいけない、と強く思った。

 2日後、学校に内定取り消しの取り消しを伝えに行った。「やはりうちの会社に来て欲しいんだが、条件として給料を3カ月間ほど減らしたい」。こう申し出た。すでに学生には学校から伝わっていたが、何とか同意してもらった。学校によると、両親は「こんな会社で大丈夫か」とひどく心配したという。

 「不安にさせてしまったことは、本当に申し訳ないと思う」。社長はこう話す。「小さい企業でも、優秀な人材は何とか確保したい気持ちは常にある。今後はいろいろ工面してやっていく」(上野嘉之)
(朝日新聞より)


 
 企業、特に中小企業にとっても厳しい冬を迎えている。


 銀行は貸し渋り、ひどい所になれば貸し剥がしていく。


 銀行も生き残りに躍起な所もあるだろう。


 中小企業にとっては年末が一番の資金需要が多い月と言える。


 そんな中、業務発注が月毎に半分になっていくことも珍しくない。


 翌年の予算作成はもちろん、来年の今頃、本当に仕事があるのかと悩む経営者は多い。


 当然、そうした心理状態の中でも、将来の投資を怠ればその先はない。


 雇用計画は資金計画と同様に経営者にとって頭の痛い問題になる。


 ただ、同時に現在の従業員に対しても雇用者としての責任がある。


 ただ、あけない夜はない、それを信じるしかない。

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