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zoom RSS 妊婦たらい回し事件

<<   作成日時 : 2008/10/23 15:27   >>

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 脳内出血を起こした東京都の妊婦(36)が都立墨東病院など7病院に受け入れを断られ、その後死亡した問題で、受け入れ要請を断った都立墨東病院が周産期医療センターとして搬送先を探す役割があったにもかかわらず、かかりつけ医に任せていたことが分かった。また、都の受け入れ病院を検索するシステムも機能していなかった。

 墨東病院は都指定の総合周産期母子医療センター。指定基準では「担当する地域の患者の搬送先確保に努める」とあり、同病院で患者を受け入れられない場合、他の周産期母子医療センターなどと連携して搬送先を探す役割が課されている。

 しかし、都は「今回はかかりつけ医が搬送先を探すと言っていたので任せた」と説明。墨東病院側も「当直医が1人しかいないこちらの事情を知っているかかりつけ医が、気を使ってくれたのではないか」としている。

 ただ、墨東病院はかかりつけ医に対し、都の周産期母子医療センターのネットワークシステム上で受け入れ可能となっていた東京慈恵会医科大付属病院、慶応義塾大学病院、日本赤十字社医療センターを紹介したという。

 このネットワークシステムには、危険度が高い出産に対応できる医療機関として都が指定する周産期母子医療センター(都内22カ所)と同程度の機能を持つ2病院が参加。各病院は「手術が可能か」「ベッドに空きはあるか」など変更があるたびに入力し、どこが患者を受け入れられるか端末で見ることができる。

 しかし、かかりつけ医が3病院に受け入れを要請したところ、いずれの病院も満床などを理由に拒んだという。都は、なぜ受け入れ可能となっていた病院が妊婦を受け入れられなかったのか、システムがうまく機能しなかった原因を調査する方針だ。

 都によると、4日夕、江東区の女性が自宅で下痢や嘔吐(おうと)、頭痛を訴え、救急車でかかりつけの江東区内の産婦人科医院・五の橋産婦人科に運ばれた。かかりつけ医は脳内出血の疑いがあると診断し、午後7時ごろ、墨東病院に受け入れを依頼。しかし、断られ、他の搬送先を探した。

 搬送先探しはかかりつけ医が担当し、7病院に断られ、午後7時45分に再度、墨東病院に要請し、午後8時ごろに受け入れが決まった。その間、妊婦の症状は悪化し、墨東病院に着いたときには意識不明に陥っていたという。
(朝日新聞より)



 奈良で事故が発生した時にも書いたが、こうした場合、医療機関を責めるだけではなく、どう対処するのかを早急に決めなければならないのだと思う。


 後、何人こうした事件が起れば対処法が確立するのであろうか。


 医師不足というだけでは片付けられない問題なのではないか。


 政府が乗り出し、ある程度の強制性を持った方策や報酬面を考慮する事が大事なのかも知れない。


 個人の努力ややる気、正義感に頼ってばかりではどうにも解決できない問題があるのではないか。


 個人病院はどうしても経営を考えざるを得ない部分もある。


 であるなら、少なくとも日本を幾つかに区分しその中で最重要拠点病院に指定し、補助を与えるような方策が必要なのだと思う。


 後はそれが適正に運用されているのかをチェックする外部機関を置けばかなり不正が起る可能性を減らす事もできる。


 議論をするのではなく、どう実行するのかが問われているのではないか。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
加古川心筋梗塞事件や奈良心タンポナーデ事件でのトンデモ判決、割り箸事件でのマスコミの猛バッシングや福島の産科医の逮捕が起こった時点で、もう、日本の医療は「Point Of No Return」を越えてしまいました。

いくら「仁術」や「モラル」や「使命感」や「人を救いたい気持ち」があっても、「マンパワー」「キャパシティ」「リソース」が無ければ、どうする事も出来ない。

いくら「命は大切だ」「命を大切に」と叫ぼうが、全ての人命を助けることは出来ないし、死んだ人を生き返らせることは出来ない。

こんな当たり前の事も理解しようとせず、「命は大切だ」「命を大切に」という「命は地球より重いんだ」論を振りかざして、医療従事者の限界や、医療そのものの限界を無視した要求を続ける人間がワンサカいる現状では、どうあがいても医療の完全崩壊は免れないでしょう。
都筑てんが
2009/08/07 01:43
最善を尽くしても命が救えないという「医療の限界」を無視して「ミスでないなら、なぜ亡くなるんだ」と医師を訴えたり、いちかばちかに賭ける以外に命を救えない人間が現実にいるのに「いちかばちかでやってもらっては困る」と医師を断罪して、命を救うためのハードルを高くしておいて、医療従事者がそのハードルの高さによって患者を受け入れられないと

「それでも医者か!」

「『医は仁術』は死語になったのか」

「命より金儲けのほうが大事なのか」

「患者を受け入れられない病院は看板を返上しろ」

などと医療従事者をボロクソに叩きまくる、インパール作戦の牟田口司令官みたいな人間がワンサカいる日本ですもの、これで医療が崩壊しないほうが不思議というものです。
http://s01.megalodon.jp/2008-1024-1105-57/punigo.jugem.jp/?eid=486
都筑てんが
2009/08/07 01:43
天漢日乗: 東京でも産科崩壊の危機 都立墨東病院産科来春閉鎖or周産期医療センター機能停止か?
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/12/or_804c.html
東京で子供が産めなくなる日(その2) - うろうろドクター - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/taddy442000/16924024.html

…今回の「東京陥落」よりずっと前から、墨東病院を始めとした東京の救急はSOSを出していたんですよね…。

マスコミ、役人、その他、「医療の事なんて俺らには関係ねえよ」という人間が、そのSOSを聞かなかったために「東京陥落」が起きた。

そして今でもなお「医者のモラルの問題」とか「全国各地で救急搬送を拒否した病院は患者を捨てた」とか言う人間が跋扈する事実…。(「医師は応酬義務を果たしていない」と味方を後ろから撃つ人間までいるし…。)

いつになったら、医療に無理解な人間による「医師叩き」「病院叩き」が無くなるのでしょうかね…。
都筑てんが
2009/08/07 01:43
 都筑てんがさん、コメントありがとうございます。
 患者側の立場に立てば、なぜ、こんなにたらい回しに会うのだと言う怒りが出てくるでしょうし、医師の側に立てば、現状で出来うる事はしているという思いは伝わってくる。
 行政側は病院の経営と社会保障との間に揺れている。
 結局は今までどうにかなってきたからという現状追認が現在の医療崩壊を招いてしまったのだと思います。
 自戒を込めて現状の打破に何が必要なのかを洗い出し、その為に必要な資金はどれ位なのかを算定し、国民がそれを受け入れるだけの覚悟があるのかを問う事が必要なのだともいます。
 個人だけの力ではどうにもならない所まで救急医療を含め、医療体制を見直す時期に来ているのでしょう。
すかんく
2009/08/10 11:04

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