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zoom RSS 朝日新聞社説(イタリア総選挙に見る日本の政治)

<<   作成日時 : 2008/04/16 14:18   >>

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 日本とイタリアの政治は似ていると言われる。

 猫の目のように交代する首相。政権党で相次ぐ汚職、腐敗……。第2次大戦後の長い間、自民党とキリスト教民主党という保守政党がともに政権を握り続けてきたのは、類似性の最たるものだ。

 そんなイタリアで今週、総選挙があり、2年ぶりに政権交代が実現した。中道右派が勝利し、ベルルスコーニ前首相(71)が3度目の首相につく。

 戦後63年にして62代目の首相だというから驚く。頻繁な首相交代の歴史を物語っている。

 ベルルスコーニ氏はサッカーチームや新聞・テレビ会社を持つ大富豪として知られる。汚職疑惑で捜査を受けたこともあるが、豪放な政治スタイルには人気がある。経済の低迷で中道左派のプロディ政権に有権者の不満が高まっていたのをうまくすくい上げた。

 中道左派は、前ローマ市長のベルトローニ氏(52)を代表にかついだ。元共産党出身のインテリで、ベルルスコーニ氏とは対照的な人柄だったが、及ばなかった。

 今回の政権交代は、90年代以降で5回目になる。短命に終わった細川政権をのぞけば、冷戦後も自民党が権力の中核を握る政権が続いてきた日本とは、ずいぶんと違う。

 選挙制度は、両国ともに冷戦後、小選挙区制を導入した。長く続いた一党支配時代から脱却しようとの狙いだったのも同じだった。その後、イタリアは3年前に比例代表制に転換した。

 社会の成り立ちや政治風土が違うのだから、同じ政治展開にならなくても不思議はないのかもしれない。それにしても、日本では政権交代のハードルが高いことを思わざるを得ない。

 20年足らずで5回も政権が交代すれば、政治は混乱するに違いない。日本から見るとそう思いがちだが、イタリアの有権者たちはあまり深刻に受け止めていないようだ。

 むろん、政権が交代しても低迷していた経済などがバラ色になるわけではなかろう。しかし、政治が行き詰まりを見せれば、総選挙で民意を問い、政権の担い手を変える。政治の新陳代謝である。その仕掛けがこの国に定着したのは間違いない。

 欧州連合(EU)の存在も見逃せない。経済や社会保障などの政策選択の幅が狭まり、政権交代の混乱や不安を和らげているのだろう。安全保障面では、北大西洋条約機構(NATO)という米欧同盟の基盤がある。

 自民党政権の耐用年数は過ぎたと言われて久しい。なのに、なかなか政治の刷新が起こらない。閉塞(へいそく)感を打破するのに必要と思えば、有権者はすかさず政権を交代させる。そんな政治が、ちょっと、まぶしく見える。
(朝日新聞より)


 イタリアがバラ色であるのなら、そうなのかも知れない。


 だが、現実としてそれ程、イタリアがバラ色に見えるわけではない。


 逆に、今の日本の政治が良いのならこうした批判は起こらない。


 その点が、ジレンマと言えるところであろう。


 本来、国は政策をもって、国民の幸せの最大に寄与すべきコミュニティーの筈である。


 その担い手としての政権や政党であるはずだ、自民党も長い間その自負もあったであろうし、その担い手として成功してきた部分も多数ある。


 現在の自民党の政策も全てが悪いわけではない。


 だが、どうしても制度疲労が起こってきている部分が多数見受けられるのも事実であろう。


 一生懸命、政策を実行しているのかも知れないが、それがうまく機能しているとも思えない。


 自民党に限った事ではないが、政治家のビジョンの明確性がドンドン失われてきていると感じる事も多々ある。


 政治家に最も求められるのはこのビジョンなのだと私は思っている。


 各政党はこの国をどうしたいのか、どう言う構想があるのかをもっと示すべきであろう。


 イタリアの様にコロコロと政権が代わるのは長期的なスパンで物を考える事ができなくなると言う意味では不幸な出来事ではある。


 だが逆に、日本の様に半世紀も政権政党が変わらないのも不幸な事ではあるのかもしれない。

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