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zoom RSS 日銀法再改正を与党が検討、問われる2院制

<<   作成日時 : 2008/04/09 16:29   >>

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 9日午前の参院本会議で、前財務省財務官の渡辺博史・一橋大教授を日銀副総裁に充てる人事案が民主党などの反対で否決されたことを受け、自民、公明両党は同日午後、国会同意に関する日銀法の規定の改正を検討するプロジェクトチームを設置する。

 衆院の採決結果を参院より優越させる規定や、後任者の任命まで前任者が在任する規定を設ける案などを検討する。

 自民党の小坂憲次国対筆頭副委員長は記者会見で、「数の論理で否決が繰り返されると、同意人事制度の根幹を揺るがし、日本の対外信用も棄損する。(法改正は)今国会でとまでは言わないが、スピード感を持って対応する」と語った。

 政府・与党は民主党の対応に激しく反発している。

 町村官房長官は9日午前の記者会見で、「民主党では多くが賛成していたという報道もある。今や党内民主主義はないのかとまで言いたくなる」と述べ、民主党を厳しく批判した。

 さらに、「白と言えば黒、黒と言えば白という人間関係がかの党にはあるようなので、いつまでたっても(対応を)見極められない」「誠に複雑怪奇な政党であることだけは、国民にもよくおわかりになったのではないか」とこき下ろした。

 参院本会議に先立ち、自民党の伊吹幹事長は同日午前、国会内で民主党の鳩山幹事長と会談し、民主党が渡辺氏の不同意を決めた理由について説明を受けた。鳩山氏は「(党内で)日銀への財務省出身者の天下りを認めないという強い意志があった」などと伝えた。

 これに対し、伊吹氏は「国民のことを考えて必要な結論を出していかないと、自民、民主両党とも国民から見放される」と指摘。鳩山氏は「(与党との)対話と交渉を否定するものではない」と述べるにとどめた。

 一方、民主党の輿石東参院議員会長は採決後、国会内で記者団に「我々の同意できない人を繰り返し提示するのはいい加減にしてほしい」と述べた。

(2008年4月9日読売新聞)
 

 こうした事が続けば、そもそも2院制である必要性が問われることになる。


 確かに、ここに来ての副総裁の不同意はまたかと言う思いと、天下りを禁止するとの強い意志の現われとも言えなくもない。


 難しい問題で、武藤氏の時はそれなりの理由も見えたし、その次の田波氏の時も政府のKYな感じも見て取れたが、その時に天下り禁止を重点に置いたと説明している事が最大のネックになっている様だ。


 ただ、今度は副総裁なだけにもう少し柔軟な面があっても良かったのかも知れない。


 ただ、その事がまた、衆院の優位正論に発展しそうな勢いだ。


 そこかしこで衆院に優位性があるとするなら、本当に参議院不要論を確定する事になるのではないかと思う。


 私自身は元々、参院は不要ではないかと思っていたが、そこそこに存在意義も出てきたのではないかと思っていた矢先だっただけに残念な思いだ。


 もし、これ以上の事案で衆院の優位性を高めるのであれば、1院制への移行を真剣に討議するべきではないかと思う。


 こうした、衆院優位論は全く馬鹿げているし、そうであるなら衆議院は参院不要論を正式に提示するべきであろう。


 その上で衆議院の定数も比例分を除いた定数300にすべきだ。


 また、こうしたメッセージは日銀に対しても政府与党の言うことを聞けと言うメッセージになり、独立性など議論の余地もなくなってしまう一因ともなりかねない。

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
 参院を廃して、国民投票を頻繁に実施する方法もある。携帯やネットを利用して、参院ではなく、国民の民意を直接問うシステムもいい。
罵愚
2008/04/10 06:06
 罵愚さん、コメントありがとうございました。
 私は本来、間接民主制はシステムとして機能すれば、その方が良いと思っています。
 特に、これだけ意見の多様性がある国家において意見の集約は難しい。
 1院制よりも、2重のチェックと言うよりも2院制の方がより良いのではないかとも考えていますが、優位性をこれ以上認めるのであれば、2院制は必要ないのかもしれません。
すかんく
2008/04/10 12:05
 民意のくみあげを立法府だけに期待できない。ジャーナリズムや学者に期待があつまるわけだ。しかし、戦後60年の期間、その期待はずれはあきらかで、あたらしいタイプのチェック機能が求められている。
 代議士の任期を短縮し、重要法案には民意が直接届く国民投票を多用する制度がいいと思う。
罵愚
2008/04/11 04:07
 罵愚さん、コメントありがとうございました。
 そうですね、チェック機関をどの様にするかは難しい問題ですね。
 ただ、今の制度を活用しながら、どう実効性を高める事ができるか・・・。
 無理ですかね?
すかんく
2008/04/12 19:28
 「無理だった」の結論は、出ていると思う。GHQから払い下げられた憲法は、日本人のサイズにはあわない。不整合は9条だけではなかったのだと思う。
 あなたは「これだけ意見の多様性がある国家において意見の集約は難しい」といいますが、わたしは、それに反対です。ヨーロッパの二院制は、厳しい身分制度の伝統が根底にあって、それと民主主義革命の妥協の産物だった。アメリカの二院制は13州と南部諸州の対立が根底にあった。それにくらべて、日本はかぎりなく単一文化、単一民族、無階級民族に近い。なにを根拠にあなたが「多様性」というのか、理解に苦しむ。
罵愚
2008/04/13 04:50
 私は間接民主制の方が現代社会にとって正しいと思っているので、現在の制度に多少の不満があっても、続けていくべきだと思っています。
 憲法論としては、仰られる通り至る所に不具合が生じてきているのだと思います。
 罵愚さんは私のことをよく戦後平和主義者とお書きになりますが、私は憲法に関しては改正すべきだと思っています。特に、憲法9条2項は不必要だと思っていますし、現在の状態にはそぐわないとも思っています。
 多様性という言葉の意味ですが、私は同じ事象や物事は一方からだけ見るべきではないといつも思っています。
 その点で、直接、間接を問わず、全ての国民が同じ方向を見るとは思えない以上、どのような事柄にも別の意見が出てくる事が前提条件になっている。
 そこに意見の多様性が生まれてくるのだと思いますよ。
 例え日本がはかぎりなく単一文化、単一民族、無階級民族に近いであろうと、必ず意見に多様性は出てくる物でしょう。確かに2院制の出発地点は罵愚の言うとおり、身分制度や人種問題(民族問題)があったのだ思います。
すかんく
2008/04/15 12:44
 その、あなたのいうところの多様性を政治に反映させようとすれば、間接民主主義には限界がある。最終的に、直接民主主義に行き着くのではありませんか。
 国家のスケールと情報伝達手段の限界が、代議制を生んだのだから、代議制は現実との妥協の産物だった。ネットとか、形態電話によって、その限界がくずれているのだから、ネット民主主義と呼ぶような直接民生制は可能性があると思う。
罵愚
2008/04/23 05:16
 確かに技術の進歩は目覚しいものがあります。その点で言えば技術的には可能な面もあるのでしょう。ただ、それを行なう上では、そういった全ての問題に国民が勉強し、判断を下す事になるのでしょう。たぶん最初の内は機能するかもしれませんが、それ程時間が掛からない間に機能不全になる様な気がします。
 また、電子投票と同じ脆さが浮き彫りにもなるような気がします。行き着く所国民総背番号制という気もします。
 ただ、私は年金問題などを見て、社会番号制度も仕方が無いと言う気になってきていますが・・・。
 議論自体(直接民主主義等について)は多いにするべきなのでしょうね。
 追伸:例えば二者択一のような問題では直接民主制を取ったとして選択できるのでしょうけど、意見の集約型の場合どうすればいいのでしょうね?幾つかの選択肢になるまでの間は国会で行い、その後国民がその選択肢の中から選ぶ事になるのでしょうかね?
すかんく
2008/04/23 17:05
 当然、国民総背番号制でしょうね。たとえば、一院制の議会で2/3以上の賛成を得られない議題は、すべて30日以内の国民投票にかけられる。いまでも、ほとんどの議決は、それ以上の多数を得ているから、毎月末に国民選挙をするとしても、議題はひとつかふたつだと思う。
 意見の集約は、議会がおこなえばいい。
罵愚
2008/04/23 18:26
 国民投票法の議論でも出ましたが、最低投票率とかも考えるべきだと思いますか?それとも、参加しない人が問題だからそのまま、切り捨てる方向になるのでしょうか。そこの所も問題になるのかもしれませんね。
すかんく
2008/04/26 22:27
 いやぁ、そこまでは考えていません。定数100ぐらいのこじんまりとした一院制にして、重要な政策には、直接民意を問う制度を考えているだけです。国会は、論点を整理して、国民のまえに問題点を提示するがけでいい。
罵愚
2008/04/27 05:24
 もう一つの問題点は、日本が議院内閣制を採っているという点でしょうね。確かに100人でも議院内閣制を続けてはいけない訳ではないのですが、100人位だと、一票の格差と言う問題も出てしまいますからね。
 あと、重要な政策には当然、税制が入ってくると思うのですが、この問題は難しい事になると思うのですよ。増税を望む人はいないでしょうからね。ただ、罵愚さんの言うように、私も直接聞いてよと言いたくなることも多々ありますからね・・・・。
すかんく
2008/04/27 12:38
 一票の格差は選挙区の問題ですよ。選挙区を廃して、かつての参院にあったように、全国区にしてしまえば、格差は消滅します。全国をひとつの選挙区にして、政党本位の比例代表制にすれば、格差はなくなります。
罵愚
2008/04/28 04:01
 そうですね。
 全国区にすると言う手がありますね。思いつきませんでした。
すかんく
2008/04/28 09:38

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