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zoom RSS 配偶者控除の見直し方針を政府税調が答申

<<   作成日時 : 2007/11/14 18:26   >>

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 政府税制調査会(首相の諮問機関、香西泰会長)は13日、08年度の税制改正答申の大枠を決めた。女性の就労意欲を妨げる一因になっているとして、所得税にかかる配偶者控除を、廃止を含め見直すよう提言する。共働き世帯が増加していることから、政府税調は、制度の役目が終わったと判断した。

 しかし、低所得者層には負担増となることから、与党内に慎重論が根強く、実現性は低い。配偶者控除の廃止は、05年6月の政府税調報告書にも盛り込まれたが、「サラリーマン増税」と批判されて06年度答申で提言を見送った経緯がある。

 配偶者控除は年収103万円以下の配偶者がいる所得税納税者に対し、課税所得額を軽減するもので、年間38万円が控除される。控除を受けようと、パートの主婦らが年収を103万円以下に抑制する傾向があり、答申は「女性の社会進出を妨げる」と見直しを求める。

 政府税調は中小企業で経営者の世代交代がスムーズに進むよう、事業継承にかかる相続税の軽減措置拡充なども求める。経営者が実子などに事業を相続する場合、事業用の土地は評価額から80%減額した額に課税されるが、非上場の株式は評価額の10%減額にとどまっている。政府税調は「後継者不足などの課題を解消するために支援が必要」として、非上場の株式の評価減額幅の拡大を求める。また企業が研究開発事業を行った場合に法人税を軽減する制度などについて、期限を延長するよう答申に盛り込む。

 政府税調はすでに、将来的な社会保障財源として消費税率の引き上げが必要と明記することや、08年度で期限切れを迎える証券優遇税制は廃止を求める方針を固めている。【森山知実】
(毎日新聞より)


 サラリーマンは狙い撃ちにあい易い。


 だが、サラリーマンは特に経費の計上が認められているわけではないのだから、配偶者控除がなくなるのは非常につらい。


 103万円ルールはよく言われることだが、それ程考える必要はないのではないかと前々から思っていた。


 どちらかと言うと、社会保障費が発生する130万前後のボーダーラインの方が遥かに気にしておかなければならないのではないか。


 女性の働き方は前々から良く引き合いに出される。


 フルタイムで働いている女性にとっては、この配偶者控除は確かに何か釈然としないものを感じさせるのかもしれない。


 しかし、この問題は課税の公平性という観点が前面に出るには少し時代が早すぎるのではないかとも思う。


 将来においては議論されることは良いことなのかもしれないが、現在すぐにこうした控除を廃止するのはいかがなものかと思う。


 その他の、事業継承に伴う非上場株式の課税問題は現在の世代交代の急速な進行状態を考えると遥かに深刻な事態ではないか。


 出来ることなら、早期にこの問題に着手する事が望ましい。
 

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
これには、様々な問題があるんですよ。まさしく机上論であって、実情見ていないお粗末な政策です。働いても税負担が増えるのであれば、一般の主婦は働きませんよ。
実際、パートたタイマー層はどんなに忙しくても休みます。するとパート頼りの個人商店などは、生産効率が落ち、減益になるのは明らかであるし、社員層5の労働負担増になる…まさに悪循環。かなり大袈裟ではあるが、こんな実情もあるのです。目先を女性進出ばかりに向けなくとも、多々問題は、含んでるのです。
義宗
2007/11/15 10:26
 義宗さん、コメントありがとうございます。
 そうですね、現在の控除の体系を整理したいと考えている部署があるのは事実です。大体、政府税調は役所の意向を受けて議論をし、観測気球を上げるのが仕事ですからね。
 この配偶者控除の問題は明らかに取って付けた後付の議論ですよ。
すかんく
2007/11/15 11:39
働いても報われなくなるという意味では累進課税と同じ問題があるわけですね。

私が子供のころ、稼ぎの多い人は9割近く税金を取られるという話が同級生の間で広まり、将来社長になりたいという子は馬鹿にされてました。どうせ税金で取られるだけだからがんばるだけ無駄というわけです。幸い累進課税の緩和でがんばるのがいいことだという風潮が生まれてきましたが、同じ問題があるなら配偶者控除も整理しないといけないですね。
yuuki
2008/01/02 13:32
 yuukiさん、コメントありがとうございました。
 9割と言うのは言いすぎだと思いますが、累進税率が厳しかったと言うのは当てはまるかも知れません。
 頑張れば報われる社会は大切だと思います。
 と同時にセキュリティネットの無い社会はいずれ滅びます。過度の保護は必要ないですが、保護の無い社会は発展しない、この兼ね合いが難しいのだと思います。
すかんく
2008/01/08 12:26

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