税務の片隅で。

アクセスカウンタ

zoom RSS 社説に見る、2大新聞の見方(年金問題について6月1日)

<<   作成日時 : 2007/06/01 15:12   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 6 / コメント 0

 朝日新聞と読売新聞を眺めて!
 まずは読売新聞から

 社会保険庁改革関連法案と年金時効撤廃特例法案が、衆院を通過した。

 衆院では、年金不信を払拭(ふっしょく)する地に足の着いた論戦が行われたとは、とても言えない。

 年金記録漏れが争点に浮上する中、近づく参院選をにらみ、野党は政府・与党を追い込む格好の材料として追及姿勢を前面に出した。政府・与党も防戦に回って浮足立った。

 不完全な年金記録の解消に全力を尽くすのは当然だ。それとともに、年金記録漏れを含め、数々の不祥事を起こした社保庁の全面刷新も図らねばならない。同時に取り組むべき課題だ。

 参院では衆院の混乱を繰り返すことなく、論議を深める必要があろう。

 だれのものか定まっていない年金記録が、未(いま)だに5000万件も積み残されていることは無論、重大な問題だ。だが5000万人分の受給権が損なわれたわけではない

 一人に一つの基礎年金番号が割り振られる以前の記録であるから、持ち主はかなり重複している。基礎年金番号導入前に亡くなった人のものも多い。現実には3万人弱しかいない100歳以上の人の記録が、162万件もある。

 60歳前の人の記録は支給が始まるまでに統合すればよい。支給年齢に達している人や遺族に支給漏れがあった場合は、時効撤廃により、遡(さかのぼ)って全額を受け取れるようになる。

 この作業を、出来る限り早急に、確実に行わなければならない。

 野党は、積み残し記録の解消にめどがつかない限り、社保庁の後継組織の形を定められないと主張した。それは、社保庁改革を先送りする、と言っているに等しい。喜ぶのは、現在の組織を延命したい社保庁官僚や職員労組だろう。

 非公務員型の新組織「日本年金機構」に移行すると、社保庁が残した年金記録漏れ問題の処理がうやむやになる、と危惧(きぐ)する声もある。

 だが、新組織に実務が移されても、年金手帳の発行者は厚生労働大臣だ。今後も、国民に不安を与えぬよう、国は年金給付に責任を持たねばならない。

 社保庁を非公務員組織にすることは、染みついたぬるま湯体質を取り除くための、ほんの入り口だ。年金支給に関する時効の撤廃も、最低限やるべき手を緊急に打ったに過ぎない。

 問題はその先だ。社保庁の後継組織をどう効率的に機能させるか。年金記録漏れの善後策として、さらに何が必要なのか。国民は、こうした点を掘り下げた、建設的な論戦を期待している。

(2007年6月1日読売新聞)


としている。それでは次に朝日新聞

 会期末が迫り、安倍首相や自民党は法案の足踏みにいらだつ。次々に飛んでくる指示に厚生労働省は右往左往する。

 そんなドタバタ劇の中で、自民、公明両党は野党の抵抗を押し切り、社会保険庁改革法案と、「宙に浮いた年金記録」を救済するための特例法案を衆院本会議で可決した。

 夏には参院選がある。そのことを意識して与野党の対決が激しくなっているのだろう。だが、それにしても与党の強引なやり方はおかしい。

 ことは国民の関心が一番高い年金の話である。ここはやはり、じっくり審議すべきだ。突然、提案された特例法案をたった4時間の審議で事足れりというのでは、とても納得できない。

 そもそも、与党が特例法案を議員立法で出したことに疑問がある。もちろん政党が自ら法案を出すのは望ましい。しかし、今回のように政府の機関が犯したミスは政府が正すのが筋だ。

 政府案として出せば、安倍首相が答弁の矢面に立ち、責任を追及されることを恐れたのだろう。自民党の議員が救済策を説明し、本来の責任者である柳沢厚労相が参考人として意見を述べるという姿はどう見ても異常だ。

 こんなことだから、せっかく安倍首相が党首討論で救済策を示しても、額面通りには受け取ってもらえない。当面の選挙をしのぐための方便と思われても仕方があるまい。

 安倍首相は救済策として、「宙に浮いた年金記録」を、年金受給者や年金をまだもらっていない人の情報と突き合わせ、その作業を1年以内にすませると胸を張った。

 しかし、その直後に柳沢厚労相は、こうした保険料を払っている人への調査をすべておこなうことには口をにごした。調査がさらに膨大になることを恐れたのだろうか。いずれにしても、首相と厚労相の食い違いをそのままにしておくわけにはいかない。

 政府の改革案では、社保庁は3年後に非公務員型の公法人に改組される。それに向けて社保庁の職員は減らされていく。新法人になれば多くの仕事が民間に委託され、人員はもっと減る。

 そんなリストラが進む中で、保険料の徴収率を上げるのも大変なのに、首相の約束が実行されるのだろうか。

 もうひとつ問題になっている「消えた年金記録」への対応策として、安倍首相は第三者機関の設置を約束した。しかし、保険料を払っていたことを認める基準はどうするのか。それがなければ、だれも安心できないだろう。

 こうした数々の疑問を解消するには、もっと丁寧な説明と審議が必要だ。

 宙に浮いたり消えたりした年金記録の保険料はすべて国民が払ったものだ。その保険料が粗末に扱われ、対応策が拙速に決められていく。これでは年金への不信はますます高まる。
(朝日新聞より)


 大手の新聞とは言え、この二紙には長い対立の構図がある。

 その中で、政府(自民党)よりの記事が多い読売新聞と野党(民主党など)よりの記事が多い朝日新聞という構図が見えてくる。

 私は20代の頃は殆どの選挙で自民党に入れてきた。私が選挙に行かなかったのは青島都知事が選ばれた一回だけである。(この時は海外にいたために選挙に行けなかった。)

 ある時期を境に殆ど自民党に入れる事はなくなった。その境とは自民党が政権を失った選挙だ。

 私はこう考えている。

 民主党が素晴らしい政党だと思っているのであれば、それを声高に宣伝もできよう、だがそうといえるだけの何かがこの政党にあるとは思えない。

 唯一、政権交代をすることで、良い事は緊張感が政治の中に出てくることだと思う。

 次の選挙でもし反対の党に政権を取られたとしたら、それも2・3年とられたとしたら、不正なりをしていれば相手にそれを穿り返されるのではないかとの恐怖感がでて来るのではないかと思うからだ。

 今回の事件でもそうだ、もし、この数十年の間に、2.3年の期間政権が交代していたとすれば、もう少し発見が早かったのではないかと思う。

 逆に、ここまで堕落した社会保険庁を見抜けるはずがないと思う事もあるが、実際になっていない以上、タラレバの話かも知れない。

 読売新聞にも一理あると思う。今、四の五の言わずに兎に角チェックさせてみればいいではないかという事も分からなくはない。

 だが、年金問題が話題になって久しいが、今になってようやく、5000万件という途方もない未確認の積み残しがあるとわかる体たらくな政府をもう一度信じてくれと言う方がおこがましいのではないかと思う

 私が民間の保険会社に入るとき、その保険のセールスの女性が言っていた事を思い出す。私の娘は年金を払っていないらしい、よっぽど民間の年金保険の方が支払ってくれるからと言うような事を仰っていた。

 私はそのとき、こう言ったのを覚えている。

 民間の年金はその時の契約により変化があり、極度のインフレなどが起こった時には対応してもらえないが、政府の年金はそれに対応するのだから、それ程無駄にはならないと思いますよと。

 今回の事件でハッキリした。

 政府が今までやってきたことは、一部の人間に対してだが立派な詐欺行為だと、確かに年金は申請主義を採っている。

 申請主義である以上、支払を受ける者が支払ってくれと申請しない限り支払う義務はない。
 
 であるなら、最初から30年分の領収書を自分で揃えてくださいと制度が始まる前に国民に示しておけば良かったのである。

 それを手紙にも、5年間は保存してくださいなど注記するあたりがセコイ

 今回の騒動では朝日新聞が言っている事の方が正論だと思う

 今までの政府のやり方から喉もと過ぎれば熱さを忘れず、と言う言葉を思い出す。

 明らかに、出来ないことをできると胸を張るのはよして欲しい

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(6件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
役人体質を許すな!
いま、社保庁の“消えた年金問題”が毎日のニュースやワイドショーで話題になっています。いや、社保庁の年金無駄遣いは話題になっていて私利私欲にまみれた公務員や議員に腹がたっていましたがテレビの前で一人怒ってはみても、その意思表示は選挙の1票でしかあ... ...続きを見る
日々の出来事
2007/06/09 08:46
年金問題のつけ
年金の元締め社会保険庁が福利厚生費の名目でカラオケマシンやリクライニングマッサー... ...続きを見る
年金生活パーフェクトガイド
2007/06/10 00:20
消えた年金?消された年金!?
年金の問題が注目を集めていますが、とんでもない不祥事があったようですね。事務的ミスとは言えない完全な犯罪もあったようです。支払いにいった人のお金を領収書を発行せず、しかもデータ入力しないで、自分のポケットにいれちゃった職員がいたようです。完全なる業務上横... ...続きを見る
内職手作業情報と内職手作業案内@内職手作...
2007/06/10 01:04
基礎年金番号に反対してきた連中が年金記録不備を糾弾する矛盾
年金特例法案が衆院通過 社保庁法案も (NIKKEI-NET) 野党、抵抗強める 国会は1日未明、衆院本会議で社会保険庁改革法案と年金支給漏れの時効を撤廃する特例法案を自民、公明両党の賛成多数で可決、参院に送付した。両法案の今国会での成立は確実な情勢で、与党は納付記録漏.. ...続きを見る
The企業年金BLOG
2007/06/10 10:11
年金記録の回復、申し込み1万件も…2カ月でやっと100件
年金記録の回復、申し込み1万件も…2カ月でやっと100件 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070910-00000107-mai-bus_all 領収書など保険料納付の証拠がない場合の年金給付を判断する総務省の「年金記録確認中央第三者委員会」は10日、新たに9件の記録を訂... ...続きを見る
厚生年金 国民年金 中高年の年金対策講座
2007/09/10 23:15
年金記録「氏名なし」が524万件も…名寄せ作業に影響も
年金記録「氏名なし」が524万件も…名寄せ作業に影響もhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070910-00000015-yom-pol 社会保険庁は10日、約5000万件の該当者不明の年金記録のうち、1割強に相当する約524万件について、氏名が登録されていなかったと公... ...続きを見る
厚生年金国民年金年金対策口座
2007/09/11 14:06

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
社説に見る、2大新聞の見方(年金問題について6月1日) 税務の片隅で。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる