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zoom RSS 政治資金規正法改正案(朝日新聞社説を読んで)

<<   作成日時 : 2007/05/09 11:00   >>

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 政治資金の使い方をめぐる問題は、これできれいになるのだろうか。

 自民党が政治資金規正法の改正に重い腰を上げた。事務所費や光熱水費などの経常経費について、5万円以上の支出には領収書の添付を義務づけるという。連立相手の公明党の案を受け入れた。

 松岡農水相らの経理処理をめぐる疑惑で、政治に対する国民の信頼は大きく揺らいでいる。それを回復するために制度を改めるという触れ込みだ。

 電気代も水道代もかからない議員会館に事務所を置きながら、巨額の光熱水費を収支報告に計上する。疑惑を指摘されても、詳細は一切説明しない。制度上、そうなっていると強弁する。これが正されるなら結構なことだ。

 しかし残念ながら、この案では支出の透明度はほとんど高まりそうにない。

 まず、対象を資金管理団体に絞ったことだ。政治家は資金管理団体のほかに複数の政治団体を使い分けている。そちらは今まで同様、領収書は義務づけられないから、ぽっかりと大きな「抜け穴」が開いたままだ。

 表に出したくない支出は別の政治団体で支出したことにすれば、相変わらず領収書はいらないので使途は闇に消える。

 もうひとつ、1件5万円未満の支出も使途は闇に隠れる。たとえば松岡氏は05年まで9年間の政治活動費のうち、計8600万円を交際費に計上したが、領収書を1枚も付けていない。5万円以上の支出には領収書が必要だが、すべて「1件5万円未満」だったと言いたいようだ。納得できる人はいまい。

 何のための領収書義務づけなのか、と疑いたくなる。すべての政治団体に1万円超の支出の領収書を義務づける民主党の案のほうがはるかに説得力がある。

 与党が5万円にこだわるのは、それ以下だと事務作業が煩雑になるためだという。だが、規正法はもともとすべての支出を記した会計帳簿を義務づけている。そんなに手間が増えるとは思えない。

 さて、そんな穴だらけの案ではあるけれど、これが本当に成立するかどうかも疑問なしとしない。これまでも迂回(うかい)献金の禁止などをめぐって規正法の改正案が議論されたが、与野党の隔たりが大きく、日の目を見なかった。

 今回も、改善案を提案さえしておけば実現しなくても言い訳は立つということなら、あまりに無責任だ。

 税金から年間300億円を超える政党交付金が投入されている。与野党は直ちに協議の場を設け、民主党の案を軸にこの国会で法改正を実現すべきだ。野党にも注文がある。名を捨ててでも実をとるような修正も考えてもらいたい。

 忘れてならないのは松岡氏の疑惑だ。「国会でルールが決まれば、それに従う」と言ってきたのだから、与野党合意ができれば資料を開示すべきだ。「過去の話は別」と逃げる気かもしれないが、それは許しがたいことだ。
(朝日新聞社説より)


 領収書の添付を義務づけるかどうかでもめる、一般の企業や事業所でこんなの事でもめていたら、税務署が飛んでくる。

 議論の余地もない。

 5万円以上がどうの、1万円以上がどうのと言っている辺りから怪しい。

 重要性の原則という原則が会計には存在する。

 金額が全体に及ぼす影響が低いのであれば、事務の煩雑さを考慮するというのが趣旨ではある。

 政治団体は非営利である性格があるにせよ、一般の非営利団体の中にも補助金をもらっているような団体は監査を受けている。

 政治家は国から政党交付金という補助金を受けている以上、その使途について正確に帳簿を作成する義務があるのではないかと思う。

 お手盛りの大好きな政治家にとって少しでも自分達に不利になるかもしれない制度を作るのは気に入らない事なのであろう。

 全ての国会議員の持つ政治資金団体に監査義務を課しても良い位だと思う。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
事務所スタッフが少ないので、とても対応できないなんていった馬鹿も居ましたね。零細企業はどうやってると思っているんでしょうね?

政治活動に支障が出る、なんていうのも言い訳にしか聞こえない。どうしても今の政治活動に支障が出るのなら、3年とか5年後には、全てを明らかにすると言うふうにすべきでしょう。

もし嘘が分かれば、莫大な追徴課税と懲役刑を課す位にして。
なんと言っても選良なんですから、国民に範を垂れて欲しいものです。
クルトンパパ
2007/05/10 06:13
ネットで広いきれいとかをBLOGしなかったの?


BlogPetのまろ
URL
2007/05/10 14:55
 クルトンパパさん、コメントありがとうございました。
 企業であれ個人であれ、青色申告対象者は帳簿作成義務が課せられているのですから、証憑の保存も当然ですし、何より補助金をもらっている立場で言う言葉とは思えない理由の数々、開いた口が塞がりません。
 自分たちが特別な人間だと思い込んでいるとしか思えない発言です。
 政治団体は営利でもしない限り、課税されないのですから、(政治家自身の給料は課税されている物もありますが)最低限、何に使ったのかぐらいは明瞭にしておかなければならないと思います。
すかんく
2007/05/11 11:10

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