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zoom RSS イラクで新政策?(アメリカ大統領の苛立ち)

<<   作成日時 : 2007/01/11 13:00   >>

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 ブッシュ米大統領は10日夜(日本時間11日午前)、全米向けにテレビ演説し、宗派間抗争が内戦状態にまで悪化したイラクの現状は「許容できない」との認識を示した上で、「過ちがあった点については、私に責任がある。戦略を変えなければならないのは明らかだ」と述べ、新戦略を発表した。治安回復にあたるイラク軍・警察を支援する目的で、イラク駐留米軍(現兵力約13万人余り)について、首都バグダッドに1月から段階的に投入される米陸軍5個旅団をはじめ、計約2万1000人増派する。ベトナム戦争の再来との懸念も強まっているイラクで、最後の機会にかける形だ。

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米ホワイトハウスで10日、テレビ演説で「イラク新戦略」を発表するブッシュ米大統領=AP


 大統領は、これまでバグダッドを安定させようとした努力が失敗したのは「米兵、イラク治安部隊ともテロ集団や反米勢力を掃討した後その地域を維持できるだけの数がなかった。さらに、(イラクの国内政治的な理由からの)制約が多すぎた」ためだと分析し、こうした過ちを正し、効果のある新戦略を立てたと主張した。

 増派の具体的な内容としては、宗派間抗争が吹き荒れる首都バグダッドに米陸軍5個旅団約1万7000人を入れ、呼応する形でイラク側も陸軍3個旅団を増強する。市内9地区でイラク側が治安権限を持つが、支援のために各地区に米陸軍1個大隊が配属される。スンニ派の反米攻撃が続く西部アンバル州には、海兵隊2個大隊約4000人が増派され、国際テロ組織アルカイダとスンニ派住民の分断をはかる。

 一方、軍事面にとどまらない、政治的解決に向けた状況づくりのため、米軍と文民が一体となった形で治安維持と復興援助を同時並行的に進める紛争処理の手法である地域復興チーム(PRT)を7カ所から倍増、要員も増やす。約12億ドルの雇用増大計画など経済的な支援も約束。ライス国務長官が近くバグダッドの復興調整官を任命する。

 しかし、大統領自ら、演説で「魔法の解決策はない」と認めざるを得ない状況だ。増派が有効かどうか、米軍内部でも、現地司令官らが直前まで疑問を公言していた。最新の世論調査では国民の約6割が反対しており、議会では、野党民主党だけでなくこの日、複数の共和党議員が相次いで反対の意向を表明した。

 このため大統領は「イラクの宗派間抗争を止めることは、イラク人にしかできない」と述べ、増派する米軍の役割はあくまでその支援に過ぎず、無期限に駐留を続けるわけではないと強調した。新戦略の下でも、イラク側へ治安維持権限を移譲する方針は変えず、「11月までにイラク全土でイラク政府が治安責任を負う」との目標を掲げた。

 バグダッドの治安維持をあきらめ、部分撤退するべきだという考えについては、政権としても検討を加えたが「部分的撤退をすれば、イラク政府は崩壊し、国家が分裂、大量の犠牲者が出る。我が軍はイラクにより長期の駐留を強いられ、より凶悪な敵に直面しなければならなくなる」と、受け入れなかった理由を説明した。

 ただし、「イラク側が米国に依存し過ぎているとの懸念」に配慮する形で、イラク政府が「行動を起こすべきなのは今だ」と指摘。宗派間抗争を終える国民和解の前提となる、石油収入の分配や旧バース党員の取り扱い、スンニ派の政治参加などの目標について「米国はイラク政府に、自ら発表した目標を実施するよう迫る」と明言した。

 一方、イラク戦略を中東地域全体の中で位置づける一環として、イラン、シリア両国からの反米勢力への支援の流れを断つとした。だが、超党派有識者の「イラク研究グループ」が提案した両国との直接交渉は受け入れなかった。
(朝日新聞より)

 結局、増援部隊の投入という選択肢を取る事になる。犠牲者の数が多くなる事はあっても治安が改善される事はほとんど無いであろう。

 誤った情報で早まった行動に出た結果、多くの犠牲者を出す結果になる。一度突っ込んだ足は容易には抜けない。

 第二次大戦のように軍事、民間を問わず縦断爆撃を加える事のできた時代ならまだしも、これだけの情報社会において、無差別爆撃は出来ないであろう。(それでも十分、民間の死者は多数出た事は事実としてある。)

 結局、ベトナム戦争の時のように、自国の兵士に多数の戦死者を出し、混沌を作り出した挙句に、尻尾を巻いて逃げ出す所まで追い込まれなければ、この戦局から抜け出る事はできないのであろう。

 また、別の角度から考えれば、ここまで混沌とした状態を作っておきながら、今更逃げ出されても困るのはそこに住む普通のイラク人かもしれない。

 この混沌とした状態を容易に解決する手段は中々見つかりそうも無い。

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