旧中央青山監査法人(現みすず監査法人)による監査不祥事が、今年度の企業決算に後遺症を残している。カネボウの粉飾決算に加担したとして金融庁から2カ月間の一部業務停止命令を受けた結果、顧客企業の決算の監視役が最大2カ月間不在となる「監査の空白」が生じたからだ。新たな監査担当者や企業は、決算に不備が出ないように空白時のチェック作業に追われている。 粉飾決算を甘く見ている、経営者は今回の事件を注視しておくべきだ。これ位なら大丈夫じゃないかと高をくくっていると大変な事になる。 今回の事件は事もあろうに、会計士が指南したとの指摘もされている。(地裁での判決を受けるに至っている。)会計士本人達だけでなく、4大監査と言われている監査法人に大激震が走った。 それだけでは終わらず、何の罪もないであろう他の企業にも監査人がいない期間が発生した。どの監査法人でも余剰の監査体制を引いているわけではないのだから、なかなか監査の引き受け先が決まらない企業が続出したようだ。 新聞上でも書かれていることだが、それでも一年の中で一番影響の少ない時期を選んでの一部業務停止命令であった事もまた事実だ。 それでも、法的には色々な問題を生ずる可能性を秘めていた。 監査体制をどう維持させていく事が一番良いのかを含め、監査制度のあり方をもう一度考える時期に来ている。 |
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